「なぜゲームを作っているんですか?」

こんにちは、がんたんです! ✋ ☀️

もしあなたがクリエイターだったら、冒頭みたいな質問を投げかけられたことってありませんか?
(ゲームクリエイター以外の方は「ゲーム」の部分をそれぞれ読みかえてみてくださいね😙)
きっとその答えはクリエイターによってさまざまかと思います。

  • 身近な人を笑顔にしたいから
  • 自分の考える「おもしろさ」をみんなに伝えたいから
  • 自分の遊びたいゲームが世の中にないから作るしかなくて
  • 好きなことでお金を稼ぎたいから!
  • etc……

ボクもかつてインタビューなどで答えたことがあるのですが……
ここだけの話、毎回その場で思いついたことをしゃべってたりします​ 😅

もちろんウソじゃないんです。
……ウソじゃないんですけど。
でも、よくよく考えると、そこでしゃべったことだけが全てってわけでもなくて……

ひょっとしたら上記のような理由は、ボクにとっては全部 「後付け」で。
本当はもっと
根っこの部分
に、いわゆる 「根源的な欲求」 があるんではないかと。

「ナニカ」 がありそうで、でもそれが「何か」を言葉にするのはなんだかとってもむずかしくて。

「いったいボクは、なんでゲームを作っているんですか?」

そんな、ボク自身が自分の 「ココロ」 に問いかけているうちにたどり着いた 「ある答え」 について、今日はお話ししてみたいんです。

ちょっと長い話になりそうなので、複数記事にまたがっちゃうかも? 😌

今回の記事ではまだその 「答え」 まで記すことができそうにないのですが、前段階として「ボクにとってのゲーム制作の原体験」みたいなところをお話しできればと思います。

そして今後の記事では、そうしてたどり着いたボクにとっての「ゲーム制作する本当の理由」が、どのように今後の活動につながっていくのかについてお話しできれば満点 💯 ですね!
(ちょっと思いつきで書いてるところもあるので、途中で方向性を見失うかも? その時はどうぞ鼻で笑ってやってくださいね 😏 )

よろしければ、ぜひ最後までお付き合いください! 😃

ファミカセの不思議

問いに答えるためには、まず「ボクとゲームの初めての出会い」について触れないわけにはいきませんね。

初めて触れたゲーム機はもちろん、言わずと知れたファミコンです。
カートリッジ(当時はみんな「カセット」とか「ファミカセ」って呼んでました)をガチャって差し込むやつ。
(もうそういうゲーム機を知らない人も多いかも? 😅)

ボクはもちろんゲームそのものにも夢中になりましたが、実を言うとその仕組みにも非常に興味をかき立てられました

「一体あの小さなカセットの中に、どうやってマリオやルイージが入ってるんだろう?」

「ひょっとしてカセットの中にはゲームの世界がそのまま存在していて、テレビに映ってるのはその世界をカメラで映した映像なのかも?」

当時小学生にもなっていなかったボクにとって、「コンピュータ」や「デジタル」、「データ」などの言葉は世界に存在せず。

実際にカセットの中に、小さな世界が広がっていて、その中では本当に小人のような「マリオ」や「ルイージ」、「ピーチ姫」が 「住んでいて、見てないところでも生活してる」 という想像の方がずっとリアルで現実的でした。

今思えば、ずいぶん突飛な発想ですけどね 😄

難しいゲームをクリアしたくて

あれはたしか小学校に入っばかりの頃。

まだファミコンの仕組みについてまったく理解できていなかった時の話です。

当時、親戚から「ドラクエ1」を借りてプレイしていたんですが、それまでアクションゲームしかプレイしてこなかったボクにとってそれはとても難しく、序盤で「スライム」にやられてしまうこともしばしばありました。
(「宿屋」と「やくそう」の仕組みをよく理解してなかったんです……😓)

「あんな弱そうなヤツ、マリオならジャンプしてふむだけできっと倒せるのに!」

そう思ったボクは、ふとこう思いました。

「ひょっとして、ドラクエとマリオのカセットを半分にぶった切ってうまくくっつけることで、ドラクエの世界をマリオで冒険できるんじゃないか?」

けっきょく「ドラクエ」が借り物だったので実行せずに終わった計画ですが(というかそもそもマリオも親戚から借りてたので笑)、もし両者が自分のものだったとしたら、実行に移してたと思います

その時はまだ、ファミカセの中に「ゲームの世界」が 「物理的に存在してる」 と、思い込んでたんでしょうね。

ゲームは「作られたデータ」だと知る

もちろんゲームは「自然に存在するもの」ではなくて「誰かが作ったもの」だということは当時のボクも理解してました。
ただ、「誰かに作られたモノ」= 「物体」 がファミカセの中に閉じ込められてるようなものだと思ってもいたんですよね。
なので「ゲームを作っている人」= 「神さま的なすごい能力の持ち主」 だと考えてました。

けれど小学生になってしばらく経ったとき、友人の父親が趣味で 「パソコンでゲームを作っている」 という話を聞いたんです。

その言葉の意味がすぐには飲み込めず、ボクはその友人に何度も詳しい話をせがみました。

どうも、マリオみたいなアクションゲームを、彼の父親が 日曜プログラミング で作っているという話でした。

パソコン、プログラミング、自作ゲーム……

そのいずれもが、それまでのボクの人生ではまったく触れてこなかった概念であり、 衝撃的なもの でした。

「ゲームって、(普通の)人間にも作れるんだ……!」

その驚きは同時に、 「どういう風にゲームを作るのか知りたい」 というとっても強い 「欲求」 も発生させたのですが……

……ちょっと長くなってきちゃったので、今日はこのへんで!

次回予告

次回はこのお話の続き 「スーファミでゲーム作った話」 を書いてみます。
ボクの 「根源的な欲求」 についてもう少し掘り下げてお話ししていく予定です。

よろしくお願いしま〜す😄